弦楽器部門講師陣[2025]

■ヴァイオリン<ディレクター>

澤 和樹

Kazuki Sawa

東京藝術大学、英国王立音楽院名誉教授、昭和音楽大学客員教授

東京藝術大学大学院修了。ロン=ティボー、ヴィエニアフスキ、ミュンヘンなどの国際コンクールに入賞。イザイ・メダル、ボルドー音楽祭金メダル受賞などヴァイオリニストとして国際的に活躍。’90年、澤クヮルテットを結成。’96より指揮活動を開始。日本音楽コンクール、東京音楽コンクール、ティボール ヴァルガ、ロン=ティボー、大阪国際室内楽コンクール、宗次エンジェル、ロンドン弦楽四重奏コンクールなどの審査員を歴任。2004年、和歌山県文化賞受賞。東京藝術大学音楽学部教授、音楽学部長を経て’16年より’22年まで東京藝術大学長。’23年より東京大学先端科学技術研究センター フェロー。


■ヴァイオリン

漆原 朝子

Asako Urushihara

東京芸術大学教授、大阪音楽大学特任教授

東京藝術大学附属高等学校在学中に日本国際音楽コンクールで最年少優勝。ジュリアード音楽院卒業。1988年NHK交響楽団定期公演デビュー、ニューヨークでのリサイタル・デビューでも絶賛を博す。マールボロ音楽祭でルドルフ・ゼルキン等と共演、ザルツブルク音楽祭などにも登場し、内外のオーケストラとの共演も数多い。アリオン賞、モービル音楽賞奨励賞、姉・啓子とのデュオのCDで文化庁芸術祭優秀賞受賞。


■ヴァイオリン

沼田 園子

Sonoko Numata

東京藝術大学講師、洗足学園音楽大学客員教授

東京藝術大学音楽学部大学院博士課程単位習得。パガニーニ生誕200年祭国際ヴァイオリンコンクール、マリア・カナルス、アルベルト・クルチ各国際コンクールに上位入賞。日本音楽コンクール作曲部門の演奏でコンクール審査委員会特別賞、アール・レスピランのメンバーとして中島健蔵賞を、静岡県文化奨励賞をそれぞれ受賞。1990年より水戸室内管弦楽団の常任メンバーを25年務める。ヨーロッパ各地でも協奏曲、リサイタル、室内楽のコンサートに出演。ファイン・デュオとしてリサイタルを全国にて開催。2015年カルテット・プラチナムを主幹結成。


■ヴァイオリン

山﨑 貴子

Takako Yamasaki

東京藝術大学准教授、国立音楽大学非常勤講師

東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学を経て、同大学大学院修士課程修了。明治安田クオリティオブライフ文化財団および文化庁新進芸術家海外研修制度の助成を得てヨーロッパに留学。澤和樹氏、故ジョルジュ・パウク氏に師事。第28回ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリンコンクール、第5回日本室内楽コンクール(デュオ)、第19回ヴィットーリオ・グイ国際室内楽コンクール(デュオ)、第45回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール等、国内外のコンクールで上位入賞。熊本室内楽アカデミーのアドヴァイザーとして地元の室内楽教育に力を入れる他、紀尾井ホール室内管弦楽団、アーニマ四重奏団のメンバーとしても活動する。日本フォーレ協会会員。


■ヴァイオリン

伊藤 亮太郎

Ryoutarou Itou

元NHK交響楽団コンサートマスター、昭和音楽大学特任教授、
昭和音楽大学附属ストリングアカデミー主任教授、
桐朋学園大学非常勤講師

2015年〜2024年NHK交響楽団コンサートマスター。昭和音楽大学客員教授。同大附属ストリングアカデミー主任教授。桐朋学園大学非常勤講師。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。第58回日本音楽コンクール第1位、併せて鷲見賞、レウカディア賞受賞。第1回フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウス・コンクール第1位。1995年、英国に留学。97年、ストリング・クヮルテットARCOを結成。2005年より札幌交響楽団コンサートマスター。15年N響コンサートマスターに就任。ソリストとしてN響、札響、ローザンヌ室内管と共演。ヴァイオリンを故江藤俊哉、澤和樹、堀正文、ジョルジュ・パウクの各氏に師事する。


大野先生写真■ヴィオラ

大野かおる

Kaoru ohno

東京音楽大学講師/大阪芸術大学客員教授

東京藝術大学付属音楽高校、同大学を経て東京藝術大学大学院修了。在学中より活発な演奏活動を開始。学内のモーニングコンサートではダヴィッド:ヴィオラ協奏曲を日本初演。第1回ターティス国際ヴィオラコンクール(イギリス)では2つの特別賞を、第15回東京国際音楽コンクール「室内楽」では東京ピアノ・クァルテットとして第一位入賞、併せて2つの特別賞を受賞する。ソロと室内楽を中心に国内外で活動。アンサンブルofトウキョウでは1986年の創立以来、中心的なメンバーとして活躍。これまでに著名なアーティストとの共演は数え切れず常に高い信頼を得ている。各地のオーケストラの客演主席奏者としても活動する。現在はカルテット・プラチナム、クィンテット・WAM・キョウトのメンバーも務める。演奏活動の傍ら1999年から25年にわたり東京藝術大学で後進の育成にも尽力した。


■ヴィオラ

市坪 俊彦

Toshihiko Ichitsubo

東京藝術大学准教授、沖縄県立芸術大学非常勤講師

東京藝術大学付属高校、同大学を経て、1992年同大学大学院を修了。学内にて安宅賞を受賞し、藝大フィルとバルトークのヴィオラ協奏曲を共演、注目される。在学中からの澤クヮルテットの活動、定期的なリサイタル開催に加え、現在は紀尾井ホール室内管弦楽団、東京クライス・アンサンブルのメンバーを務めており、ライナー・ホーネック(ヴァイオリン)、アントワン・タメスティ(ヴィオラ)をはじめ、世界的アーティストとの共演、国内主要オーケストラへの客演首席奏者としての出演など活発な演奏活動をおこなっている。また今井信子氏主宰の「ヴィオラ塾」や、クープラ、ペトリートリなどイタリア各地の音楽祭、講習会に講師として招かれる等、後進の育成にも積極的に取り組んでいる。


■チェロ

花崎 薫

Kaoru Hanazaki

愛知県立芸術大学名誉教授/名古屋音楽大学客員教授
愛知県立芸術大学、東京藝術大学、武蔵野音学大学非常勤講師

東京藝術大学、ベルリン芸術大学卒業。
文化庁在外研修生としてドイツ、カールスルーエ音楽大にて研修。第50 回日本音楽コンクールチェロ部門3位入賞。
長年にわたり、新日本フィルハーモニー交響楽団の首席奏者として歴代の指揮者のもと、オーケストラを支えた。1989 年エルデーディ弦楽四重奏団を結成、ロンドンにてアマデウスカルテットの薫陶を受ける。2022 年活動を休止するまで30 年以上に渡り精力的に活動を続ける。現代音楽アンサンブル、東京シンフォニエッタのメンバーとしても活躍し、2007 年、同シンフォニエッタの定期公演でリゲティのチェロ協奏曲を演奏して高い評価を得た。2011 年、新日本フィルを退団、その後2024 年3 月まで愛知県立芸術大学教授として後進の育成に携わる。大阪フィルハーモニー交響楽団特別契約首席奏者。トリオ・エドアルテ メンバー。エルデーディ弦楽四重奏団よりCD 多数リリース。2013 年ベートヴェン、チェロとピアノの為の全作品CD をリリース。2011 年、所属する東京シンフォニエッタの活動により、サントリー芸術財団佐治敬三賞を受賞。


■チェロ

向山 佳絵子

Kaeko Mukoyama

東京藝術大学准教授

東京生まれ。東京藝術大学を経てドイツ・リューベック国立音楽大学に留学。松波恵子、堀江泰氏、レーヌ・フラショー、毛利伯郎、ダヴィド・ゲリンガスの各氏に師事。第54回日本音楽コンクール第1位。第10回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第1位。第3回アリオン賞審査委員奨励賞、第2回出光音楽賞受賞。世界の一流演奏家や、N響、東京都響、読売日響他多くのオーケストラと共演のほか、NHK-FMに度々出演し、演奏はもちろんパーソナリティも務めた。また、BSクラシック倶楽部等テレビでも度々取り上げられている。2017年まで4年間、N響の首席奏者も務めた。録音は5枚のソロアルバムのほか、池辺晋一郎と三善晃のチェロ協奏曲や、12人のチェロ・アンサンブルのCDもそれぞれ発売。現在、京都市立芸術大学准教授として後進の指導を務める傍ら、日本を代表する実力派チェリストとしてリサイタル、室内楽、公演プランナーと多彩に活躍している。


■コントラバス

那須野 直裕

Naohiro Nasuno

東京藝術大学附属音楽高等学校教諭/RMAJ副理事長/
東京シンフォニエッタ/アンサンブル東風メンバー

島根県出身、東京藝術大学卒業 永島義男氏に師事。第66・84回日本音楽コンクール委員会特別賞を受賞、現代音楽アンサンブルの演奏会において 第3・10回佐治敬三賞を受賞する。これまでにノルマンディーの10月音楽祭(仏)、 アリカンテ音楽祭(西)、 フェスティバル・アテンポ(委)、プレゾンス音楽祭(仏)等の海外の現代音楽祭に多数参加し高い評価を得ている。2015年まで東京藝術大学音楽学部管弦楽研究部非常勤講師を勤める。


■ピアノ

蓼沼 恵美子

Emiko Tadenuma

昭和音楽大学客員教授、桐朋学園芸術短期大学特別招聘教授、洗足学園音楽大学非常勤講師

東京藝術大学を首席卒業。「安宅賞」受賞。同大学院修了後、ロンドンにてマリア・クルチョ女史に師事し研鑽を積む。 ミュンヘン国際コンクール、ヴァイオリン・ピアノ二重奏部門にて第3位入賞。アンサンブルピアニストとして著名アーティストと多数共演、高い信頼を得ている。国内外の音楽祭に招聘されるほか、ヘンシェル弦楽四重奏団との共演によるピアノ五重奏、澤和樹とのデュオなど、多数のCDが音楽誌上で高く評価されている。


■ピアノ

鳥羽 亜矢子

Ayako Toba

東京藝術大学を経て、インディアナ大学にて研鑽を積む。渡米後、巨匠ヤーノシュ・シュタルケル氏、ミリアム・フリード女史の専属アシスタントピアニストを務めた他、ケネディーセンター・テラスシアター(ワシントンD.C.)でのミレニアムコンサート等、国内外の演奏会に多数出演。帰国後、国内外に於いてリサイタルでの共演や伴奏、弦楽セミナー、コンクールやマスタークラスの公式ピアニストを務めており、2016年まで東京藝術大学音楽学部弦楽科及び指揮科非常勤講師(伴奏助手,演奏研究員)を務める。


■ピアノ

髙木 美来

Miki Takaki

東京藝術大学ピアノ科教育研究助手

名古屋市出身。東京藝術大学を経て同大学院音楽研究科(ピアノ)を修了。
共演ピアニストとしてアンサンブルの分野において活躍し、東京春音楽祭2023、浜離宮ランチタイムコンサート(2024)をはじめとする演奏会への出演、リサイタル伴奏やTV・FM収録等、様々な楽器奏者との共演を重ねている。またコンクールや音楽講習会での公式ピアニストを定期的に務める。東京藝術大学ピアノ科非常勤講師、弦楽科(伴奏助手)を経て、現在、同大学ピアノ科教育研究助手。


※都合により講師陣の変更がある場合がございます。予めご了承下さい。

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